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『さらざんまい』 第九皿まで見た感想・考察

『人間は二度死ぬ。肉体が滅びた時と、みんなに忘れ去られた時だ』 (by 松田優作)

今週放送された第九皿は人間ドラマの部分が多い回でした。なんだか見ていて身の置き場がない気分を味わいましたよ( /ω)

公式HP ⇒ 『さらざんまい』





「欲望」という概念


レオが川嘘警察署の扉を開けて出現する地下鉄の階段を下りていくと、カワウソがレオに変身しています。
カワウソはカワウソとは「欲望」という概念であり、私はお前であり、「欲望」を映す鏡だという説明をしてくれます。とても親切!これなら小さい子でも安心して見れますね(描写以外は)
カワウソ帝国は水の中、カワウソと会う時は地下鉄に潜っていたから、あらかじめ心の中の深い場所にいる存在だという示唆はされていましたね。
でも説明されてもレオはその説明をスルー。このマブは偽物で、本物のマブを取り戻すんだと言うんですね。なんだかとても盲目状態になっていますね。なんだかとてもカワゥソウ(TДT)



ケッピとサラの正体について考えてみる


浅草にある浅草寺の正門である雷門。
ここには風神と雷神の像が飾られています。が、実は門の裏にも天龍(男性)の像と金龍(女性)の像が飾られています。
天龍と金龍は水を司る龍神。柳田國男によると河童は水神の零落した姿とのこと。
ケッピはカワウソ帝国に侵攻された時に欲望が割れて、変わり果てた姿になっています。元は龍だったケッピが力を失って、カッパになったと考えられますよね。
天龍の像は左手に金の玉を、金龍は左手に銀の玉を持っています(如意宝珠というそうです)。これは尻子玉と通じるものがあります。
そして天龍と金龍の像には龍の証である尻尾が生えています。ケッピ達にも尻尾が生えていますよね、一応。
金龍の像はどことなく吾妻サラの風貌に似ています。
天龍の顔はヒゲ面のおじさんです。ということはケッピが人間の姿になるとこうなるんでしょうか?でも第六皿でチラッと見えた人間ケッピの顔はRPGに出てくるリザードマンの顔というか、ムーミンっぽい顔に見えたんですが、どうなるんでしょうね?



龍宮城


浅草寺の山号は金龍山であり、雷門の大提灯の底には龍の彫刻が彫られています。
まぁ、つまりあの世界は龍王がおわす龍宮の世界なんですね。
龍宮といえば『浦島太郎』のおとぎ話で有名です。むかしむかし浦島太郎は亀を助けて海の底にある龍宮城へ行きます。そこで乙姫様と出会い楽しく過ごします。帰り際に乙姫様から決して開けないようにと言われて玉手箱を渡されます。地上へ戻ると時がたくさん流れていて、知り合いはみんな死んでいました。悲しみの中、玉手箱を開けると煙が出てきて浦島太郎が年寄りになってしまうという話です(御伽草子では鶴になって飛んでいく)。
そういえばサラは乙姫にイメージが似ていますね。

(個人的解釈では年寄りになるというのは、金銀財宝を手に入れたことと同様に、とてもいい物を手に入れたことを表現しているのだと思います)



カッパとカワウソは何の例え?


第七皿でカワウソ帝国がカッパ王国を滅ぼしたという話が出てきます。
あれはカッパ=庶民、カワウソ=大衆の比喩という意味もあると思います。
カッパからカワウソへの移行は、江戸時代まであった庶民文化が文明開化して、大衆社会へと移り変わっていった様子を表わしているのではないでしょうか。
江戸時代の庶民は人とのつながりがあり、イキイキとしたイメージがあります。対して大衆はみんなと同じ、似たような人々というイメージです。
カワウソの顔がボヤけていて見えないのは大衆を表わしているのだと思います。あとカワウソの人形焼きは型で量産された人々の比喩ですかね。
そしてカワウソの高度な技術は現代人のことも表わしていますよね。
ダンボールに押されたkappazonのロゴはamazonのモジりで、外に一歩も出ることなく物を入手できるようになった現代人の孤独と、人のつながりがないカパゾンビをかけたものですね。
『さらざんまい』は物質では豊かになったけれど、自己の利益を追求し、人とのつながりが薄くなった現代人への警鐘なのかもしれません
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